夏祭りや花火大会の季節です。ぽっちゃり体型の方でも、自分に合った浴衣を選べば見た目に自信がもてます。最近では大きいサイズの浴衣が増え、色柄のバリエーションも豊富になりました。浴衣の選び方のポイントは、引き締め効果のある色・柄や小物使いにあります。まずは色選びから、ぽっちゃりさんに似合う浴衣を見つけるコツを押さえましょう。
目次
浴衣でぽっちゃりさんに似合う色とは?
浴衣は布地の面積が大きく、選ぶ色で印象が大きく変わります。ぽっちゃり体型の方が着痩せを狙うなら、黒や紺、深緑などの引き締め色がおすすめです。これらの暗い寒色系は光を吸収しやすく、体の輪郭が目立ちにくくなります。
一方、白や淡いパステルカラーは光を反射しやすいため、実際より膨張して見えやすいので注意が必要です。
おすすめの色 | 避けたい色 |
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上記のように、暗めの色をベースにすると着痩せ効果があります。しかし全身が暗い色だと夏の浴衣らしさに欠けることもあるので、暗色ベースに柄入りデザインを選んだり、帯や小物で明るい差し色をプラスすると華やかになります。例えば淡いピンクや水色の小花柄が入った浴衣なら、優しい雰囲気を演出しつつ膨張感を抑えられます。
寒色系の引き締め効果
黒、紺、深緑、深紫など寒色系の色は、視覚的に体を引き締める効果があります。暖色系の明るい色と比べ、暗い色はシャドウ効果で凹凸を目立たなくしてくれます。浴衣を選ぶ際は、これらの引き締め色をベースにし、さらに縞模様や小さな柄を組み合わせると、よりすっきりとした印象を与えます。
淡い色の選び方
淡いパステルカラーが好きな場合でも、ローライトトーンの色ならチャレンジしやすいです。例えばペールブルーや薄いラベンダーなど、明度が低めの淡色は優しい雰囲気を出せます。ただし淡色は膨張色になりやすいため、小花柄など細かい柄で視線を散らす工夫をしたり、帯でコントラストをつけてメリハリをつけましょう。
ぽっちゃりさんにおすすめの浴衣の柄・デザイン
柄の選び方も着痩せには大切です。ぽっちゃりさんには、縦方向のラインを強調できる柄や細かい柄がおすすめです。縦縞やストライプ柄は視線を上から下に流してくれて、体を縦長に見せます。細かい花柄や幾何学模様の総柄は視線を分散し、体型を自然にカバーしてくれます。
縦ストライプや細縞柄
縦に流れるストライプ柄は、体をすらっと見せる効果があります。シンプルな細縞の浴衣を選ぶと、ぽっちゃり体型でもすっきり見えます。また、大柄になりすぎないランダムな縦ラインのデザインも目線を上下に引きつける効果があるのでおすすめです。
細かい花柄・総柄
小さな花柄やドット、格子柄などの総柄は、柄が細かいほど目線が分散されて体格が目立ちにくくなります。ベースカラーが落ち着いた色合いなら、柄の華やかさもしっかり活きるので、着姿にメリハリがつきます。伝統的な和柄やレトロなデザインも、大人っぽく上品に着こなせるでしょう。
浴衣コーデで避けたいNGカラー・柄
逆に、避けたほうが良い浴衣の色や柄もあります。白や淡い色、大柄は体型を強調してしまうことがあるため注意が必要です。
白・淡いパステルは要注意
白やベージュの淡い色は膨張色なので、全体が明るいほど体が大きく見えやすいです。特に顔周りが明るくなる白系は、横幅が強調されることがあります。白ベースの浴衣を着る際は、濃いめの帯やアクセントカラーを取り入れて対比をつくり、膨張感を抑えましょう。
大柄やボーダー柄は避ける
大きな花柄や横長のボーダー柄は、着用部分の面積を強調します。横に広がるデザインは横幅を目立たせるので、ぽっちゃり体型の方には避けた方が無難です。大柄よりも、柄が小さめで散りばめられたものや、縦縞に近いデザインを選ぶと安心です。
鮮やかな暖色はポイント使いに
ビビッドな赤やオレンジ、黄色などの鮮やかな暖色は、アクセントとしては効果的ですが、一面に使うと膨張して見えてしまいます。浴衣全体に使うのではなく、帯や小物で差し色に取り入れると、華やかさを演出しつつバランスよく仕上がります。
帯や小物でスタイルアップするコツ
色や柄だけでなく、帯や小物の使い方も重要です。幅の細い半幅帯を選ぶと、腰まわりをすっきり見せられます。また、おはしょりをたっぷり取って余裕を持たせれば、腰周りにゆとりが生まれます。帯締め帯揚げの色柄を工夫してメリハリをつけると、よりバランスよく仕上がります。
細めの半幅帯でウエストを細く見せる
幅の広い飾り帯は豪華ですが、腰が強調されるためぽっちゃりさんにはやや重い印象になります。半幅帯を選べば腰まわりがすっきりし、苦しくなく着付けられます。帯の色は浴衣のベースカラーか、浴衣の柄の色から選んで、コントラストをつけるとスタイルアップ効果が高まります。
扇子や髪飾りで視線を上に誘導
帯のほか、小物で遊びを加えるのもコツです。浴衣に合った色の帯留めや髪飾り、扇子を使って顔まわりを華やかにすると、目線が上にいきスタイルがよく見えます。夏場は胸元や襟元の補整をしっかり行い、胸がつぶれないようにするだけでもスッキリ感がアップします。
胸元の補整でシルエットを整える
胸が大きいとどうしても上半身に目が行きやすくなります。補整用のパッドやタオルで支えると、胸元が平らになってウエストとの差が出やすくなります。また、姿勢を正しく整えるだけでも印象が変わります。背筋を伸ばして肩を下げると、全体的に縦長のシルエットになるのでおすすめです。
まとめ
浴衣でぽっちゃりさんが輝くポイントは、色柄と小物で視覚効果を高めることです。黒や紺などの暗めの色と縦柄・細かい柄を組み合わせると着痩せ効果があります。反対に、白や大柄、全身が派手な色は避けると安心です。帯は細めに、髪飾りや扇子で顔周りを華やかに演出すると、全体のバランスが整います。これらのコツをおさえて、自信を持って浴衣を楽しんでください。